辻占短信

辻占付マッチラベル

船橋市スクウェア21ビルの市民ギャラリーで開催中の「世界のマッチ展 吉澤貞一コレクションより」(10月6日〜11日)にて展示中の冊子(No.4、P.4)に辻占付マッチラベルの写真が掲載されていました。(画像はありません) 黒の一色刷で表ラベルには「正一位…

「とらやの羊羹」でおなじみの株式会社虎屋 内にある「虎屋文庫」様から、機関誌『和菓子』第22号をいただきました。今回は「地域資料に見る菓子」特集号ということで、江戸〜近現代の四地域の製菓店や文化人の記録が紹介されています。ご興味のある方はご一…

神奈川大学日本常民文化研究所特別研究員の中町泰子さんから、新著『辻占の文化史−文字化の進展から見た呪術的心性と遊戯性−』(ミネルヴァ書房、2015年)をいただきました。 序章 辻占とは何か 第一章 辻占と歌占の文字化と交錯 第二章 近世における辻占の…

昭和B級文化研究家の串間努さんから、明治38年2月発行の雑誌『婦人と子ども』(第五巻第二号)に「辻占のお菓子」という記事があるという情報をいただきました。 調べてみると東京盲唖学校の平岩学洋氏が辻占菓子の現状を憂えて、紙片の文句の改良を5ペ…

「とらやの羊羹」でおなじみの株式会社虎屋の赤坂本店で、虎屋文庫資料展「お宝満載!吉田コレクション『蘇る 江戸〜明治の和菓子の世界』展」[11月1日(木)〜11月30日(金)10:00〜17:30。会期中無休、入場無料]が開催されます。和菓子研究家吉田…

「とらやの羊羹」でおなじみの株式会社虎屋 内にある「虎屋文庫」様から、機関誌『和菓子』第19号をいただきました。今回は「吉田コレクション」特集号ということで、和菓子研究家の吉田隆一氏が三十数年に渡って収集した江戸〜近現代の和菓子関係史料のうち…

甲南女子大学文学部菊池眞一先生から『甲南国文第59号』をいただきました。この中に収録されている先生の『春霞楼・鶴亭秀賀の都々逸本端唄本』という論文で、小生の手元にある『[辻占端唄]とゞ一大よせ』が翻刻&紹介されていますので、ご興味のある方は…

「とらやの羊羹」でおなじみの株式会社虎屋さんが所有する雛人形、雛道具のコレクションを南青山の根津美術館が2月25日(土)から4月8日(日)まで展示するという案内をいただきました。6年前にも同じ企画が行われたのですが、その時拝見した精巧な人…

グラフィックデザイナーで縁起菓子研究家の溝口政子さんと虎屋文庫の中山圭子さんが共著で『北海道から沖縄まで 福を招く お守り菓子』という本を出版されました(講談社、税別1500円)(写真) 辻占菓子についても16ページを費やしていろいろ書かれています…

神奈川大学日本常民文化研究所特別研究員の中町泰子さんから、『新年の共食機会に見られる占い菓子享受の習俗化―長崎県平戸市と石川県金沢市を中心として―』(神奈川大学日本常民文化研究所 非文字資料研究センター『年報 非文字資料研究』第7号、P.431-455…

「とらやの羊羹」でおなじみの株式会社虎屋の赤坂本店で、第74回虎屋文庫資料展「和菓子を作る−職人の世界−」展[9月28日(水)〜11月6日(月)10:00〜17:30。会期中無休、入場無料]が開催されます。和菓子製造の写真・動画、製造道具、製菓関係史料…

昭和B級文化研究家の串間努さんから、戦前の唐辛子袋(うどん屋などで供された)に辻占文句を印刷したものがあるという情報をいただきました。メーカーについてはよくわかりませんが、複数の目撃例があることから、今後新たな事実がわかるかもしれません。気…

「とらやの羊羹」でおなじみの株式会社虎屋 内にある「虎屋文庫」様から、機関誌『和菓子』第18号をいただきました。今回は「甘味料をめぐって」特集号ということで、古代の甘味料、江戸時代の製糖技術、国産化に尽力した池上幸豊、奄美地方の近世専売制度な…

グラフィックデザイナーで縁起菓子研究家の溝口政子さんから、フランスの「パピヨット・ド・ノエル」というお菓子をいただきました。キャンディー包みのチョコレート菓子で、メッセージを書いた紙が一緒に包みこまれています。このお菓子の詳細につきまして…

「とらやの羊羹」でおなじみの株式会社虎屋の赤坂本店で、特別企画展「和菓子の歴史」展[7月23日(金)〜9月20日(月)10:00〜17:30。会期中無休、入場無料]が開催されます。古代から現代にいたる和菓子の歴史が紹介されるとの事なので、夏休みの自…

「とらやの羊羹」でおなじみの株式会社虎屋 内にある「虎屋文庫」様から、機関誌『和菓子』第17号をいただきました。今回は「江戸と菓子」特集号ということで、菓子を含む食類商人の実態や江戸文学に登場する南蛮菓子、錦絵に描かれた菓子などが紹介されてい…

昭和B級文化研究家の串間努さんから、海外の辻占煎餅に関連する情報をいただきました。大津のくじ資料研究会会長の村松永之助氏が、昭和50年12月に発行された趣味誌『趣泉』(趣味会[岐阜県])にロサンゼルスの日本人街で販売されている辻占煎餅につい…

グラフィックデザイナーで縁起菓子研究家の溝口政子さんから、富山県南砺市の山道製菓所の「つじうら」をいただきました。1袋15ケ入りです。

辻占研究者の中町泰子さんから、論文『近代の辻占発行元−大阪・榎本法令館の出版と販売−』(風俗史学会『風俗史学』第38号、P.49-69)の抜刷をいただきました。 「辻占占紙」の章で度々取り上げた榎本法令館の成り立ちと辻占占紙への関わりを、創業者の子…

昭和B級文化研究家の串間努さんから、瓢箪山稲荷神社の辻占玩具に関連する情報をいただきました。戦前の趣味誌『趣味の蒐集』第2巻2号(昭和7年2月)の「続伝説の玩具」(濱島静波)に、「薄板で作った瓢箪形の台座の上へ狐が座しているのと後足を上げて…

辻占研究者の中町泰子さんから、『日系チャプスイレストランにおけるフォーチュンクッキーの受容』(神奈川大学日本常民文化研究所非文字資料研究センター『年報 非文字資料研究』第5号、P.173-186)の抜刷をいただきました。 米国西海岸のチャプスイレスト…

甲南女子大学の菊池眞一先生から、江戸時代の女性向け教養書『女用文章倭錦』*1のコピー(抜粋)をいただきましたが、その中に簪を使った「即座占」の記述がありました。合掌して簪をはさみ、無念無想の後に手を緩めて畳の上に落とし、その向きによって願意…

「とらやの羊羹」でおなじみの株式会社虎屋 内にある「虎屋文庫」様から、機関誌『和菓子』第16号をいただきました。今回は「武家社会と菓子」特集号ということで、武家の間でどのような菓子が好まれたのか、そしてそれがどのように流通したのかが、詳しく述…

昭和B級文化研究家の串間努さんから、辻占自販機に関連する情報をいただきました。それによると、戦前(昭和10年代)に発行された『日本娯楽商報』(日本娯楽機製作所のパンフ)の中に以下のような下りがあるとの事。 (1)「普通おみくじ機」…「此機械は石…

戦前の瓢箪山稲荷神社の絵葉書

甲南女子大学の菊池眞一先生から戦前の瓢箪山稲荷神社の絵葉書をいただいたので、参考までにUP。(画像参照) 写真の大鳥居は明治39年5月に建てられたもので、2006年5月19日の「辻占雑記帳」で紹介した『辻占本家河内瓢箪山』*1に登場する「赤の鳥居」とは…

『辻占おたんちん』

甲南女子大学の菊池眞一先生から、『辻占おたんちん』と題した辻占関係の袋をいただきました。(画像参照) 「おたんちん」という語は吉原でよく使われた廓言葉で、「間抜け」という意味。(ちなみに、これが後に「おたんこなす」となる)そのため、吉原と関…

「今日の辻占」の記述が大分溜まってまいりましたが、「記事一覧」から任意の「今日の辻占」を選んでクリックすると占いができます。(原始的なシステムですみません)ひまつぶしにどうぞ。

「とらやの羊羹」でおなじみの株式会社虎屋 内にある「虎屋文庫」様から、機関誌『和菓子』第15号をいただきました。今回は「菓子道具」特集号ということで、「民具から見た菓子と道具」、「菓子製造用具の整理と管理」、「菓子製造用具の保存修復」、並びに…

子供の頃、駄菓子屋の片隅にぶらさがっていた「点取占い(一般的には「点取り占い」と呼ぶことが多いが、正式名称はこちら)」。袋を破ってクジを取り出して見ると、不思議な文句、不条理な文句が出てきて、閉口したことはないだろうか?この点取占いは、戦…

辻占研究者の中町泰子さんから、『狐がくわえた辻占 移動と芸による占紙販売』(『見世物4号』見世物学会・学会誌 2007年11月に掲載)のコピーをいただきました。戦前、辻占の文句を書いたおみくじを狐に引かせる大道芸がありまして、それについて当時の目撃…