今日の辻占

加賀吉版『新板こゐの辻占』より「きつとあたりますよ（きっと当たりますよ）｣｡富くじにでも当たる予兆なのだろうか。絵には笠をつけて火縄銃を構えている猟師が描かれている。夜鳴き蕎麦の屋台の行灯に「的と矢」の絵を添えて、「あたりや」と読ませるものがあるが、戊辰戦争を経て、「当たり」のシンボルが弓矢から鉄砲へと変わってしまったのだろうか？それとも「下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる」という意味を含ませるために、この絵を描いたのか？