今日の辻占

tsujiurado2008-04-19

沢村版『つじうらづくし』より「ししくつたむくい(猪食った報い)」。戒めを破っていい思いをした者には、それ相応の報いがあるということわざである。江戸時代、獣肉を食べることはタブーで、これを破った者には神罰が下ると信じられていた。しかし、その一方で、肉は滋養豊富で、食べると体が温まることから、「薬食い」と称してこっそりと食べられていた。描かれているのは、猪鍋を勢いよく食べている男性の絵。自分に降りかかるであろう災厄を顧みている様子は全く見られない。だから、バチが当たるのか。