今日の辻占

永島春暁作『辻うらはんだん』より、「水雷屯」。「すへの遂ないえんならよしな よしなくろうする程かひがない(末の遂げない縁ならよしな、よしな苦労する程甲斐が無い)」という都々逸と、「うはべばかりうつくしきかたちなり(上辺ばかり美しき形なり)」という評が書かれている。添え絵の男は遊客だろうか?だとしたら、この都々逸は遊廓に通い続ける事への警告と受け取ることができる。