今日の辻占

tsujiurado2008-11-01

永島春暁作『辻うらはんだん』より、「風天小畜」。都々逸は「ほどやきりやうはすかないけれど ほれたふりするよくととく(程や器量は好かないけれど、惚れたふりする欲と得)」。「魅力を感じない男だけれど、欲得勘定で惚れてやる」という遊女の宣言。男は哀れ。後は骨までしゃぶられる。「わたるはしのおちたるていに(渡る橋の落ちたる態に)」とはよく言ったものだ。添え絵は「欲得」ということで、お金。