今日の辻占

tsujiurado2008-11-30

永島春暁作『辻うらはんだん』より、「地雷復」。都々逸は、「とをざかるのもたがひのためよ きせうがはりにとる写真(遠ざかるのも互いの為よ、起請代わりに撮る写真)」。トラブル解消のため、一旦交際を自重する二人。だが「後には夫婦になりましょうと」、熊野牛王宝印の起請文代わりに、仲良く並んで写真を撮った。神様の力に頼ることなく、ポートレートで愛を確かめる。いかにも近代的な所業だが、これが吉と出るのか凶と出るのか?ご託宣は「わかれてもふたたびまとまる事あり(別れても再びまとまる事あり)」と、期待させるが。