歌川房種画『新板辻うらづくし』より、「わりきつているよ(割り切っているよ)」。端唄の本と三味線の撥が描かれていることから、当時の芸者さんの言葉と思われる。「芸は売っても身は売らぬ」とはいうものの、生活の安定のためにはパトロンの庇護が必要。…
歌川房種画『新板辻うらづくし』より、「へだてはいやだよ(隔ては嫌だよ)」。部屋の空間を仕切る屏風の絵が添えられているが、物理的な問題だけではない。当時の廓の恋には男心・女心の壁、貧富の壁の他に、士農工商の身分の壁、正妻と妾の壁など現代には…
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