今日の辻占

tsujiurado2011-10-02

歌川房種画『新板辻うらづくし』より、「わりきつているよ(割り切っているよ)」。端唄の本と三味線の撥が描かれていることから、当時の芸者さんの言葉と思われる。「芸は売っても身は売らぬ」とはいうものの、生活の安定のためにはパトロンの庇護が必要。旦那とのつきあいは芸を続けていくためと、割り切っているのだろう。