今日の辻占

tsujiurado2008-03-16

加賀吉版『新板こゐの辻占』より「さつと鳥居おこぐつておいてよ(さっと鳥居をくぐっておいでよ)」。吉原はしばしば大火に見舞われ、火災後、仮営業のために仮宅が深川によく置かれた。富岡八幡宮の一の鳥居の近辺は遊客で賑わったというが、文句にある「鳥居」はその鳥居を指しているのだろうか?ちなみに明治8年12月の吉原の火事では406戸が焼亡し、富岡門前で250日の仮宅営業が認められたという。[参照:『新装版明治世相編年辞典』(東京堂出版、平成9年)P.127-128]