今日の辻占

tsujiurado2008-11-07

永島春暁作『辻うらはんだん』より、「地山謙」。都々逸は「金がふるとて嵐いとはずに通ふ生涯の栄を見よ(金が降るとて嵐厭わずに、通う生涯の栄えを見よ)」。「雨が降るんじゃない、金が降るんだ」と嵐の中どこへ通うのかと添え絵を見れば、学校で使う石板と石筆が描かれている。「学問に精出して、立身出世してやるぞ」という明治人の気迫が伝わってくるようだ。評は「いまにあんらくとなるなり(今に安楽となるなり)」。