今日の辻占

tsujiurado2008-12-05

永島春暁作『辻うらはんだん』より、「坎為水」。「あややにしきにくるまるよりも ぼろを着てよとぬしのそば(綾や錦に包まるよりも、襤褸を着てようと主の側)」という都々逸。愛のためなら、貧乏も厭わないという心意気。「はじめわるくのちによし(初め悪く、後に良し)」というご託宣だから、しばしの辛抱は必要か。添え絵は、団扇と敷板に載った火鉢。薄着暮らしなので、これで冬を乗り切ろうとしているのだろうか。