今日の辻占

tsujiurado2008-12-11

永島春暁作『辻うらはんだん』より、「火地晋」。都々逸に「人目いとふてしらをばきれど いつかほにでてあらはるる(人目厭うて白をば切れど、いつか頬に出て顕わるる)」とあり、忍ぶ恋が露見する予感。徳利(袴付き)とお猪口の絵が添えてあるので、酩酊して心の箍が緩み、朋輩の追求に思わず頬を染めてしまうのだろう。でも、「かくし事あらはれて願ひかなう」とのご託宣だから、この遊女の幸先はよい。