今日の辻占

tsujiurado2008-12-12

永島春暁作『辻うらはんだん』より、「地火明夷」。都々逸は、「人の口にはとが立られぬ そでないうきながたつつらさ(人の口には戸が立てられぬ、然でない浮名が立つ辛さ)」。事実ではない悪評が広まり、心を痛める姿が目に浮かぶ。この危機を脱するには、「思ひよらぬなんぎ事ありつつしむべし(思いもよらない難儀事あり。慎むべし)」というアドバイス通り、低姿勢で乗り切るしかない。添え絵は何の捻りも無く「戸板」。