筒粥神事

tsujiurado2009-01-15

小正月の行事の一つに「筒粥神事」がある。筒は篠竹製だったり、葭製だったり、また粥は白粥だったり、小豆粥だったりと場所によって異なるが、筒の中に入った粥の分量を元に今年一年の作柄が占われる。
写真は千葉県船橋市二宮神社の筒粥神事(非公開)の結果を示す張り紙。拝殿の柱に貼り付けてあったが、これによると今年の作柄は「麦八分。蚕七分。麻六分。粟八分。早稲八分。中稲九分。晩稲九分。〆て五十五分の出来」のようだ。
筒粥は神社が集落全体の作柄を占うものであり、辻占菓子は個人の幸運を占うものだが、食品を占いに使うという点で遠い親戚なのかもしれない。