今日の辻占

tsujiurado2009-03-14

永島春暁作『辻うらはんだん』より、「雷山小過」。都々逸は、「たまにあふよのたのしい夢を にくやからすがじやまをする(たまに逢う夜の楽しい夢を、憎や烏が邪魔をする)」。二つ枕の添え絵が艶っぽい。逢瀬の夢を打ち破る、明烏の叫び声。「三千世界の鴉を殺し、主と添寝がしてみたい」気持ちになるのもわかる。ご託宣は「うせものいでずまち人来らず」と散々な内容。