月岡芳年の描いた辻占菓子

tsujiurado2010-09-22

幕末から明治半ばにかけて活躍した浮世絵師・月岡芳年明治13年に出版された『霜夜鐘十字辻筮』(五編中)の見返しに辻占煎餅の絵を描いている(画像)
辻占煎餅の入った竹籠、煎餅、辻占紙片が描かれ、左上に「大蘇よし年画」とある。月岡芳年は明治6年以降「大蘇芳年」と名乗り、活動していた。紙片に描かれているのは芝居に登場する巡査の杉田薫。「またきたよ」という文句には、芝居が当たる願いが込められているのかもしれない。