今日の辻占

tsujiurado2011-07-12

歌川房種画『新板辻うらづくし』より、「ゆめにまて見る(夢にまで見る)」。「恋焦がれて愛する人を夢にまで見る」状態なのだが、添え絵は『荘子』の説話にある「胡蝶の夢」。事ここに至れば、「働き者が遊郭に来て遊びに興じているのか、遊客が廓外に行って遊ぶ金を得るために仕事に精を出しているのか、わからない」ということか。奥が深い。