辻は「異界」の入口 「辻」という文字は和製漢字で、道の交差している様を示している。古来から辻は現世と異界の境界と信じられており、そこには神霊や悪霊、妖怪や幽霊が出没した。境界となるのは辻だけではない。橋や門などもそうであった。宇治橋に祭られ…
加賀吉版『新板こゐの辻占』より「今にうらかぜかふひてくるよ(今に浦風が吹いて来るよ)」。明治初めの船は帆掛け船が主流だったので、風が吹かないことには船が動かなかった。「待てば海路の日和あり」といったところか。
引用をストックしました
引用するにはまずログインしてください
引用をストックできませんでした。再度お試しください
限定公開記事のため引用できません。