2006-05-08から1日間の記事一覧

『大鏡』に見る夕占、道占、辻占、夕占

『大鏡』*1に見る夕占 『大鏡』五巻に、藤原兼家の妻・時姫が若かった頃、二條の大路に出て夕占をした逸話が出てくる。それによると、道を一人で歩いてきた白髪の老女が彼女の前で立ち止まり、「なにをしておいでですか。もし、夕占をなさっているのですか。…

今日の辻占

加賀吉版『新板こゐの辻占』より「きつといろができるよ(きっと恋人が出来るよ)」。明治42年に発行された『俗語辞海』(集文館)を見ると、「いろ」には「情人」という字が当てられている。「恋人」よりなまめかしい感じがして、色街の香りがそこはかと…