2006-05-09から1日間の記事一覧

平安時代後期の夕占

平安時代後期の夕占 平安時代後期になると夕占の占法に変化が起こり始め、占いの際に黄楊の櫛を使うようになる。 『久安百首』(久安6年[1150])の崇徳院*1の御製 「さしぐしもつげのはなくてわぎもこがゆふけのうらをとひぞわづらふ(挿し櫛はあるが黄楊…

今日の辻占

加賀吉版『新板こゐの辻占』より「じつがあるならしもかれみたさ(実意があるならしも彼見たさ)」。「彼」は古くは男女ともに指し、ここでは女性のこと。しっかりとつきあう覚悟もなく、顔見たさで女性を指名する遊客があるよ、という意。