2008-03-24から1日間の記事一覧

開国と辻占菓子

開国と辻占菓子 鎖国から開国へと国策が転換し、欧米との交流が盛んになっていくと、辻占菓子も国際化の波にさらされるようになる。明治8年8月29日付の『讀賣新聞』には、西洋の辻占菓子を入手した者が次のような投書を寄せている。 私が此間西洋の辻占…

今日の辻占

加賀吉版『新板こゐの辻占』より「みかけはわるいが人ずきがするよ(見かけは悪いが人好きがするよ)」。描かれているのはカボチャ。容貌の悪い男を罵倒する時には「この南瓜野郎!」といい、不美人を形容する時には「南瓜に目鼻」というが、カボチャはデンプ…